「副業の実態調査」によると2人に1人が副業の経験あり。目的最多は「副収入を得たいから」
近年、にわかに副業の機運が高まってきているが、現実的にはどのくらいの割合が副業をしているのか?また副業にはどのようなメリットがあり、何に気をつけるべきなのか?エン・ジャパン株式会社は2018年12月〜2019年1月、自社が運営する派遣求人サイト「エン派遣」を利用している2,139名のユーザーを対象に、「副業」についてアンケート調査を行った。有効回答数は2,139件。
副業経験の有無について問うと、48%が『副業経験者』と回答した。「したことはないが興味はある」を含めると、副業に前向きな割合は93%にのぼり、副業への関心の高さがうかがえる結果となった。
※エン・ジャパン株式会社調べ
なお雇用形態別に見ると、副業経験者が最も多いのは、「フリーランス」(「現在副業中」=24%、「過去に副業をしたことがある」=34%)であった。
副業経験者に「副業をした理由」を聞くと、下記の結果となった。
※エン・ジャパン株式会社調べ
「副収入が必要だから」が68%で最多。3番目に「貯金をしたいから」(28%)が入り、お金に関する理由が上位に多かった。仕事やキャリアに関する選択して最も順位が高かったのが4番目の「いろいろな仕事を経験したいから」(25%)。
※エン・ジャパン株式会社調べ
上の図は副業を経験した感想を聞いた結果だ。「副収入が得られた」が最多となっており、当初の目的を果たせた人が多いようだ。わずかなポイント差で「体力的に大変だった」という意見が多く挙がっている点も見逃せない。
副業経験者に聞いた「副業を成功させるポイント」の結果を下に紹介する。上位に挙がった項目を見ると、副業を始める際は、本業が疎かにならないよう、仕事内容や勤務条件に配慮した仕事選びが必要であることが分かる。
※エン・ジャパン株式会社調べ
では、副業をする場合の「希望職種」はどうだろうか。職種では「オフィスワーク・事務系」(52%)が最多。次点が「軽作業・物流・工場・その他」(34%)と、上の設問で回答が多かった「体力的に無理をしない」を裏付ける内容であった。
※エン・ジャパン株式会社調べ
副業をする場合「いつしたいか?」と質問すると、曜日・時間帯としては「土日の昼間(37%)」が最多であった。
※エン・ジャパン株式会社調べ
以下、回答者から寄せられた「副業をしてよかったと感じたエピソード」を紹介する。(一部抜粋)
- 「引っ越しのアルバイトを毎週末に1回程度やっていた時期がありました。本職がデスクワークだったので、副業が良いトレーニングやリフレッシュにもなり、メインの仕事が捗りました」(27歳男性)
- 「単発の派遣は直前でも入れられる求人が多いので、収入をコントロールできてよかったです」(33歳女性)
- 「1ヶ所だけのお仕事では絶対に身につかないような能力、例えば企画力、広い視野、気づかい、人脈などが手に入っているので、とても充実しています」(40歳女性)
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