コロナ禍で就職活動を行う22卒・23卒の現状は。「面接解禁」を前に、すでに6割以上の2022年卒学生が内定を獲得

ウォンテッドリー株式会社 は2021年5月31日、2022年および2023年卒業予定者 (以下、22卒および23卒)の就職活動に関する調査結果を、22卒の面接解禁となる6月1日を前に発表した。調査期間は2021年5月25日~28日で、同社のビジネスSNSの利用者585名(22卒427名、23卒158名)から回答を得た。これにより、22卒・23卒の就職活動の状況などが明らかとなった。

22卒では過半数、23卒でも2割がすでに「内定を獲得」

新型コロナウイルス感染症 拡大の影響で就職活動が様変わりする中で、22卒および23卒の就職活動はどのような状況なのだろうか。

はじめに「内定獲得状況」について尋ねると、22卒の68 %、23卒でも19 %が既に内定を獲得していることが判明した。内定獲得数は、22卒では1社が29%、2社が20%、3社以上が19%となった。



22卒では、すでに9割以上の学生が「面接経験あり」

各年度の卒業予定者に「面接経験回数」を尋ねると、22卒では97%、23年卒では52 % の学生が、すでに面接経験があると判明した。このうち、22卒の面接経験回数は「1〜5社」が25%、「6〜10社」が29%、「11〜20社」が24%、「21社以上」が19%となった。



過半数が「長期インターンシップ」に参加。新型コロナの影響も

続いて、参加期間が1ヵ月以上に渡る「長期インターンシップの参加経験」について尋ねた。すると22卒では61 %、23卒では64 % の学生が長期インターンシップを経験しているという結果に。「23卒の経験割合」が、「22卒の経験割合」を超えている。

なお、22卒の回答を参加期間別に見ると、「半年未満」が28%、「半年以上1年未満」が16%、「1年以上2年未満」が11%、「2年以上」が6%となった。



「長期インターンシップへの累計参加期間」と「内定獲得者の割合」は比例する傾向に

また、22卒について、「長期インターンシップ累計参加期間別の内定獲得者割合」を見ると、「参加経験なし」が58%、「半年未満」が68%、「半年以上1年未満」が77%、「1年以上2年未満」が70%、「2年以上」が95%という結果に。「1年以上2年未満」では数値が落ち込むものの、全体的には累計の参加期間が長いほうが、内定獲得者の割合が大きい傾向となった。



22卒の2割、23卒の3割以上が「U・Iターンの可能性あり」と回答

最後に、「U・Iターン就職の可能性」についてそれぞれに尋ねた。すると、22卒ではUターンとIターンを合わせて25 %が、23卒では合わせて34 %が「行う可能性がある」と回答した。




先行きが不透明なコロナ禍において、学生たちが不安になり、そのことが就職活動の早期化の一因にもなっているようだ。確実に内定を得るため、長期インターンシップへの参加や、地方に目を向ける学生も増えていると推測される。そうした中で、企業は求める人材の獲得に向け、必要な対策を講じていきたい。


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