オンライン化に賛成多数も、対面を取り入れた“ハイブリッド型”へのニーズ大か。22卒生の9割以上が2月時点で就活を終了。
2月時点で就活を終えている学生は9割以上。5社以上の内定を持つ人も
新型コロナウイルス感染症の流行が続いた2021年も、面接のオンライン化など、企業の採用活動も大きな影響を受けた。その中で就職活動を行っていた22卒生は、どのように感じていたのだろうか。
はじめにライボが、「就職活動は終了しているか」を質問すると、「終了している」が93.3%、「継続中」が6.7%という結果だった。
また、「就職活動にかかった期間」については、「1ヵ月未満」が2.9%、「1ヵ月~3ヵ月」が17%、「4ヵ月~6ヵ月」が25.2%、「7ヵ月~9ヵ月」が17.6%、「10ヵ月~12ヵ月」が20.8%、「12ヵ月以上」が16.4%という結果だった。4割以上が、半年以内に就活を終えていたことがわかった。
あわせて、「内定が出た社数」について尋ねると、「1社」が23.2%、「2社」が23.5%、「3社」が19.9%、「4社」が9.7%、「5社以上」が18.8%となった。
約9割が就活に新型コロナの影響を実感。「選考のオンライン化」が大きく影響か
次に同社は、「就職活動におけるコロナ禍の影響」について聞いている。その結果、「影響があった」が89.1%、「なかった」が10.9%となり、9割近くが「新型コロナの影響を受けた」と感じていることがわかった。
「新型コロナが影響した内容」については、「選考がオンラインになった」が87.5%と最も多かった。以下、「選考が延期・中止になった」が8.3%、「内定が取り消しになった」が1.9%と続いた。
9割以上が就活のオンライン化に賛成。理由は「交通費が浮くから」など
続いて同社は、「就活のオンライン化についての賛否」を尋ねた。すると、「賛成」が60.4%、「やや賛成」が32.6%で、合計93%が賛成していることがわかった。
「賛成の理由」について複数回答で聞くと、「移動費などの交通費が浮くから」が93.1%、「同日に多数の選考を受けられるから」が70.8%で上位となった。
半数以上がオンラインと対面による“ハイブリッド型”の選考を求めている
最後に、同社は「就活のオンライン化に対する考え」について質問した。その結果、「全工程オンラインにしてほしい」が40.5%だったのに対し、「最終面接は対面にしてほしい」が46.3%、「2次面接以降は対面にしてほしい」が10.3%、「1次面接以降は対面にしてほしい」が1.2%となった。オンラインと対面、それぞれのメリットを取り入れた“ハイブリッド型”の選考を希望する学生が半数以上の57.8%となり、そのニーズが多いことがわかる。ただし、「全工程で対面にしてほしい」は1.8%と、ごく少数だった。
コロナ禍で行われた22卒の新卒採用活動においても、企業には「オンラインでの選考実施」など、さまざまな対応が求められた。しかし、2022年2月の調査時点でほとんどの学生が就活を終えていることから、コロナ禍においても企業は採用活動を継続できていたことがうかがえる。オンラインと対面による“ハイブリッド型”の選考を求める学生も多いため、その時々の状況やニーズを適切に捉え、今後の採用活動に備えたい。
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