23卒におけるオンライン選考の「ミスマッチ」や「内定辞退」への影響を調査
8割以上の企業が「オンライン選考」を導入
23年度新卒採用活動を行っている企業では、どのような方法で選考を実施しているのだろうか。
はじめにプレシャスパートナーズが、「説明会から最終面接までの選考の実施方法」について尋ねている。すると、「一部オンラインで行う」が75.5%、「全てオンラインで行う」が7.8%で、合計83.3%がオンラインでの選考を導入していることがわかった。一方で、「全て対面のみ」は16.7%だった。
オンラインでも“ミスマッチ”と“内定辞退”の発生率は「以前と変わらない」が多数に
次に、同社が「選考の一部もしくは全てをオンラインで行っている」とした回答者に対し、「オンラインの活用により入社後のミスマッチが起きていると感じるか」について質問すると、「以前と変わらない」が70.6%で最多だった。以下、「起きていない」が15.3%、「起きていると感じる」が14.1%と続いた。
また、「オンラインの活用による内定辞退率の変化」について尋ねたところ、「以前と変わらない」が75.2%で最多だった。以下、「多くなったと感じる」が22.4%、「減ったと感じる」が2.4%と続いた。前述の質問も踏まえると、“入社後のミスマッチ”と“内定辞退”に関して、いずれも7割以上が「オンライン活用前と変わらない」と感じていることがうかがえる。
約7割が24年度新卒採用を「実施予定」と回答。既に開始している企業も
次に、23年度新卒採用活動を実施している企業に対し、「24年度新卒採用の実施予定」について尋ねると、「実施する」が69.6%で最多だった。以下、「検討中」が23.5%、「実施予定なし」が6.9%と続いた。
また、24年度新卒採用を「実施する」または「検討中」と回答した企業に対し、「採用活動の開始時期」を質問すると、「まだ決めていない」が27.4%で最多だった。以下、「2023年より本格的に開始する」が25.3%、「2022年秋冬のインターンから」が16.8%、「2022年夏のインターンから」が15.8%などと続いた。
他方で、「現在採用活動を行っている」が13.7%、「既に採用活動を終えている」が1%で、合計14.7%の企業では既に24年度新卒採用活動を開始していることがわかった。
本調査より、23年度新卒採用活動においては、8割以上が選考に「オンライン」を活用しているが、新入社員の入社後のミスマッチや内定辞退の発生率は「以前と変わらない」と感じている企業が多いことがわかった。既に24年度新卒採用活動を開始している企業もあるため、他社の動向を注視しながら、自社での採用活動について検討していきたい。
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