20代の“第二新卒”に聞いた転職活動事情、年末年始に転職活動が活発化。最も求めるのは「休日の多さ」

学校等を卒業して一度は就職したものの短期間(一般的に3年以内)のうちに転職を志す者のことを指す“第二新卒”という言葉が生まれて久しい。彼らの前職ならびに再就職先の条件とはいかなるものなのだろうか。


第二新卒・既卒・フリーターといった20代若手に特化した人材紹介事業を運営するUZUZ(ウズウズ)は、2019年1月に就業経験が3年以内の20代の第二新卒を対象に実施した「転職活動に関するアンケート調査」の結果を発表した。なお、調査は2018年9〜12月、インターネット調査によって行われ、有効回答数は297件。


第二新卒の前職(在職中の場合は、現職)について、職種と業種を調べている(下図参照)。


※株式会社UZUZ調べ


職種としては「営業」が29.5%で最多。総合職採用をされることの多い新卒就活で、営業職を志望していない人が営業職配属になり、希望と違う職種であったため転職へ踏み切った可能性が考えられる。レポートでは「営業は転勤も多く、入社後の配属先が地方となってしまい、転職というケースも多い印象」と指摘している。

 


※株式会社UZUZ調べ


業種では、「建設・不動産業界」が12.5%で最多であった。次いで「情報通信・インターネット業界」(12.2%)、「医療・介護・美容業界」(9.5%)の順。その他の回答には、「ホテル・観光業界」、「スポーツ業界」、「冠婚葬祭業界」などが上がっていたという。


退職した人の理由は、「仕事が自分に合わなかった」が12.8%で最多。上位に挙がった項目を見ると、福利厚生や給与が不満で転職をするというよりも、社風や人間関係などで転職を検討する傾向が強いようだ。


 

※株式会社UZUZ調べ


なお、前職もしくは現職の“志望度”についても尋ねている。志望度が「高かった」との回答が合わせて67.8%。それでいながら「仕事が自分に合わなかった」という理由が多く挙がるということは、入社後のギャップが大きかったとことが原因だと考えられる。


 

※株式会社UZUZ調べ


さらに、退職したのは自分側と会社側のどちらに原因があったように感じるかを尋ねると、62%が『自分にあった』と回答している。入社前に、業界や仕事、働き方について、もっと詳しく調べておくことで対応ができたと考えている人も多いようだ。


ギャップを感じて一度は退職した、もしくは考えている第二新卒が、再就職する会社に求めることとは何なのだろうか。

 


※株式会社UZUZ調べ


「休日の多さ」が16.8%で最多となり、次いで「良好な人間関係」、「ワークライフバランス」と続く。一方で、「会社の規模の大きさ、知名度」はわずか0.8%となり、イメージなどより、会社の実態に重きを置く傾向があるようだ。

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