企業の9割以上が「外部人材活用は効果的である」と回答。目的はオープンイノベーション
企業の人材確保や生産性向上が推進されるなかで、専門スキルを有する外部人材(フリーランス)の活用はどの程度実行され、また、どのような課題があるのだろうか。フリーランス・タレント・プラットフォームを提供するランサーズ株式会社は発注者側の法人企業を対象に、「外部人材(フリーランス)活用実態調査」を実施した。
企業は今、どのような目的で外部人材を活用しているのだろうか。
本調査において「外部人材活用の目的」を尋ねると、最も多かったのは「プロとの協働による新しい知見の確保」で32%。
外部人材を活用することで新しい知見やアイデアを取り入れ、企業のオープンイノベーションの促進を目的としているケースが多いと同調査結果は報告している。
また、「外部人材活用の効果はどうでしたか?」と尋ねると、9割以上(91.52%)が『効果的だった』と回答。多くの企業が外部人材の活用に満足している。
さらに、「現在活用している外部人材の職種」を尋ねると、「デザイナー」が最多。また最近は、事務やマーケティング、コンサルティングなどの一般総合職種の利用も増加傾向にあるようだ。
外部人材の活用において、課題は何だろう。
「フリーランス活用で課題と感じていること」を尋ねると「契約上の処理」が最も多く、次いで「フリーランスへの評価」や「人材の確保」、「セキュリティの管理」が続く。
その他少数意見では「長期の継続性」、「個人に対する信頼の担保」、「仕事に関するコミュニケーション課題」なども挙げられた。
実際に外部人材を活用している企業は、他の企業にも勧められると感じているだろうか。
「外部人材活用を実践してみて、他の企業や同僚にお勧めしたいと思いますか?」と尋ねると、8割近い企業(79.66%)が「勧められる」と回答。
その理由として、「優秀なプロの方が多い」、「専門業務に専念できるようになった」、「業務レベルが向上した」といった声が挙がった。
最後に、外部人材活用企業利用者の声をピックアップし、紹介する。
- フリーランス活用がベースの人材戦略になっているので、今後もしばらくは従業員を雇わない方針です。もはやフリーランスは絶大な戦力と認識しています。(利用歴2年以上/所在:東京以外の関東)
- こんなに手軽に活用できて成果が実感できた。もっと活用すべきだと感じた。(利用歴2年以上/所在:東京都)
- いろいろなスキルを持った方々が一緒に働いてくれる安心感がある。(利用歴半年/所在:東京都)
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