リモートワークによる業務スピード向上を約6割が実感、「新しいことにチャレンジするようになった」も約5割

全社でリモートワークを採用している株式会社キャスターは、「リモートワークによる働き方と生活の変化に関する意識調査」の結果を発表した。調査は、自社で働く国内外のメンバー(業務委託を含む)を対象に実施された(有効回答数は283名分)。リモートワークに移行することによって、仕事面やプライベートにどのような変化が起こるのだろうか。



まず、「リモートワークを前提とした働き方になって、仕事面で変わったことは何か」と尋ねたところ、「業務面においてスピードが速くなった」(とてもそう思う18.7%・少しそう思う39.2%)という回答が過半数を越える結果となった。


また、「不明点を相談するタイミングが早くなった」(とてもそう思う24.4%・少しそう思う33.9%)、「勤務(残業)時間が減った」(とてもそう思う26.9%・少しそう思う24%)、「まずやってみる・自ら動く体質になった」(とてもそう思う20.1%・少しそう思う39.6%)などの回答も軒並み過半数前後となり、総じてリモートワークは、より効率的に働ける環境と社員が実感していることを指し示す結果となった。




次に、「リモートワークを行うようになってからの生活面での変化」については、8割以上が「運動量が減った」(とてもそう思う62.2%・少しそう思う20.1%)、約6割が「服を買う頻度が減った」(とてもそう思う37.5%・少しそう思う22.6%)と回答。これは、「自宅で仕事をする」というリモートワーク特有の性質が顕著に表れている結果であろう。


一方で、「新しいことにチャレンジするようになった」(とてもそう思う18.4%・少しそう思う29.7%)と約4割が回答。通勤時間や身支度などにかかる時間がなくなったことでゆとりが生まれ、これまでやりたくても諦めていたことなどにチャレンジする人も少なくないようだ。




「リモートワークを始めたことによって、家族関係に変化があったか」との質問では、「とても良くなった」(19.8%)、「やや良くなった」(27.6%)と5割弱の人が良い変化があったと回答。「やや悪くなった」(1.1%)、「とても悪くなった」(0.4%)とネガティブな変化はわずか1.5%であった。家族との関係にも少なからず良い影響を与えている様子が窺える。


そのほか、「業務外の雑務に時間を取られることがなくなったため、集中力が高まった」、「時間を自由に使いやすい」、「休憩中など隙間時間に家事をすませることができる」といったメリットを感じるコメントが目立つ一方で、「オン・オフの切り替えが難しい」、「在宅で仕事をしていると言うと楽だと思われる」などの意見も散見された。


リモートワークのメリットを最大限に享受するためには、会社側の環境整備だけでなく、各自のセルフマネジメント能力も必要であることが重要ということだろう。




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