管理職と新入社員の認識ギャップ大きく。「成長を感じる場面」「課題に感じること」で両者にズレ

株式会社ラーニングエージェンシーは2019年5月、「新卒一年目社員の育成に関する調査」の分析結果から育成のポイントを発表した。この調査は、同社が開催した研修受講者のうち管理職と2018年度入社の新卒社員の計2,050名を対象とし、2018年10月11日〜2019年3月28日に実施されている。新入社員と先輩・上司の関係では、仕事をする上での認識にどれほどギャップがあるのだろうか。



管理職側と新卒一年目社員側の双方に対して、「新卒一年目社員はどんな場面で自分の成長を感じていると感じていると思うか」と尋ねた。


まず管理職側から見ていくと、1位が「褒められたとき」(42%)、2位が「責任がある仕事を任されたとき」(40.3%)となった。




一方、新卒一年目社員本人たちの回答では、「褒められたとき」(30.3%)がトップで管理職側の回答と一致していたものの、「教えてもらったことが実践できたとき」(24.2%)が2位、「新しい仕事を任されたとき」(24.2%)が3位と続き、管理職と新卒社員の間の認識にズレがあることが分かった。




次に「新卒一年目社員が感じている課題」について質問。管理職側の回答で1位だったのが、「業務の優先順位づけ」(58%)、続いて2位が「論理的な思考展開(47.3%)」という結果であった。




これに対して新卒一年目社員側では、「口頭による正確な情報伝達」(47.6%)が1位、「業務の処理スピード」(44.4%)が2位となり、ここでも管理職と新卒社員の間では認識にズレが生じていることがわかる。




このような認識のズレがあることを踏まえて、管理職側に「新卒社員の育成で最も苦労していることは何か」と尋ねたところ、「部下育成の時間が取れない」(25%)が最も多く、「部下のやる気を高められない」(24%)、「教えたことが伝わっていない」(16.5%)と続いた。業務上での指導者にあたる管理職のほとんどがプレイングマネジャーだという現実があり、管理職は限られた時間の中で部下の成長を実現しなければならない状況となっていることが窺える。




新卒一年目社員本人たちが実感する「成長」は、仕事のモチベーションにも繋がるものである。日々の業務を通してこまめにフィードバックすることは、本人に成長を実感させ、さらなる成長を促すことにもなるだろう。上司のタイムマネジメント力やコミュニケーション能力が非常に重要で、新卒社員育成のカギでもあると考えられる。

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