『ドラゴン桜』作者の三田紀房氏とお笑い芸人・古坂大魔王氏が語る「常識に縛られない、クリエイティブな働き方」とは
働き方改革が進む中、常識に捉われず、より創造性に富んだ仕事を実行するにはどうすれば良いのか。新しいものを作り出す発想力とは、どのような働き方から生まれるのか。
『RAKUS Cloud Forum』に、「東大受験」をモチーフにした異色作『ドラゴン桜』で社会現象を巻き起こした漫画家の三田紀房氏、YouTubeの再生回数が世界で1億3,000万回を超えたピコ太郎の「PPAP」をプロデュースした古坂大魔王氏が登壇。数字に基づいた経理の重要性も交えながら、クリエイティブな活動を継続するためのヒントについて語っていただいた。
三田 紀房(みた のりふさ) 氏
漫画家
1958年生まれ、岩手県北上市出身。明治大学卒。『ドラゴン桜』で2005年第29回講談社漫画賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。現在「週刊モーニング」で『ドラゴン桜2』、「週刊ヤングマガジン」で『アルキメデスの大戦』を連載。『アルキメデスの大戦』は2019年夏映画化されている。
古坂大魔王(こさかだいまおう) 氏
お笑い芸人・プロデューサー
1973年青森県生まれ。1992年 お笑いトリオ「底ぬけAIR-LINE」でデビュー。 2011年9月より「青森市観光大使」を務める。 2016年8月にピコ太郎のプロデューサーとして「PPAP」をヒットさせ大ブレイク。バラエティ番組をはじめ、コメンテーターとして「とくダネ!」(CX)に出演、 世界のトップランナーと音楽、エンターテインメントについてトークセッションを行うなど、幅広い分野で活躍中。
9時半~18時まで。効率的で新しい漫画家の働き方
――世間では働き方改革が叫ばれていますが、多くのヒット作を生み出しているお二人がどのように働いていらっしゃるのか、とても興味深いところです。まず、三田さんは1日何時間くらい仕事をされているのでしょうか。
三田紀房氏(以下、三田): 9時半から18時までです。ランチや休憩を挟むと、実際原稿を書いているのは5時間くらいでしょうか。アシスタントも、同様に9時半に来て18時に帰っていきます。現在は基本的に、きっちりこの時間を守っています。
古坂大魔王氏(以下、古坂): 漫画家という仕事柄、もっと長時間にわたって仕事をしているのかと思っていました。他の漫画家の方たちも同じ働き方なのでしょうか。
三田氏: 正確なところはわかりませんが、私たちを含めてわずかだろうと思います。新しい漫画家の働き方かもしれませんね。
――仕事内容とはどういったものなのでしょうか。
三田氏:漫画制作には、ストーリー作りと作画という2つの工程があります。ストーリー作りでは、簡単な絵を描き、セリフを決めます。漫画の設計図のようなもので、業界的にはネームと呼ばれます。
ネームができれば漫画作りの8割は終わったもの、と私は捉えています。机に向かって絵を描き続けるのが世間的な漫画家のイメージだと思いますが、作画は仕事のウェイトとしてそれほど重くありません。私は今2つの週刊誌で連載を持っていますが、そのうち1本は作画を完全にアウトソースしています。どちらかというと、ネームを作る作業に100%集中しています。
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