生産性重視により優秀人材の重要度も上昇か。コロナ禍前後で「新卒採用における学生の優秀さ」の定義はどう変化した?

株式会社アカリク(以下、アカリク)は2021年12月24日、企業が新卒生に求める“優秀さ”の定義などを調べるべく実施した、「企業が求める優秀さ」の調査結果を発表した。調査期間は2021年12月2日〜4日で、2022年3月に卒業予定の新卒生を10名以上採用するBtoB企業の経営者・役員104名から回答を得た。これにより、新型コロナウイルス感染症拡大前と比較した、「企業が新卒生に求める優秀さ」の定義や、優秀人材獲得の重要度の変化が明らかとなった。

コロナ禍“前”における「学生の優秀さ」の定義は「課題解決力が高い」が半数

新型コロナウイルス感染症拡大前と後を比べた際、企業が求める「新卒生の優秀さ」の定義に変化はあるのだろうか。

はじめにアカリクは、「新型コロナ拡大“前”の新卒採用における、学生の『優秀さ』の定義」について、あてはまるものを上位2つまで尋ねている。その結果、「課題解決力が高い」が50%で最も多く、以下、「論理的思考力が高い」が42.3%、「吸収力がある」が15.4%などと続いた。



コロナ禍“後”は「スケジュールをきちんと守る」が上位に

続いて同社が、「新型コロナ拡大“後”の新卒採用における、学生の『優秀さ』の定義」について、あてはまるものを上位2つまで尋ねると、「課題解決力が高い」が46.2%でトップとなった。また、以下は「論理的思考力が高い」が37.5%、「自律(自立)している」が17.3%などとなり、上位はコロナ禍前と同様だった。

コロナ禍前後で特に変化が見られた項目は、「スケジュールをきちんと守る」で、コロナ禍前は8.7%だったが、コロナ禍後では13.5%と、4.8ポイント高くなった。これについて同社は、「テレワークの普及により就業状態が目に見えなくなったことで、評価基準が変わったことが要因にある」と推測している。



半数以上が「コロナ拡大後に優秀人材獲得の重要度が高まった」と回答

次に、同社は「新型コロナ拡大前後で、新卒採用での優秀人材獲得に関する重要度はどう変化したか」と質問した。その結果、「非常に重要度が高まった」が23.2%、「やや重要度が高まった」が34.6%、「あまり重要度が高まっていない」が28.8%、「全く重要度が高まっていない」が3.8%となった。半数を超える57.8%の経営者および役員が、「新型コロナ拡大後に、優秀人材獲得についての重要度が高まった」と考えていることがわかった。



重要度が高まった理由は「一人当たりの生産性向上が求められるから」が最多

優秀人材獲得について重要度が「高まった」と回答した人を対象に、同社が「その理由」を尋ねたところ、「一人当たりの生産性がより問われるようになったから」が61.7%で最多だった。以下、「環境変化に対応する必要が出てきたから」が56.7%、「コロナ禍で事業モデルを変えた・新しく構築したから」が38.3%と続いた。

フリーコメントでは、「企業も人材も、それぞれの働き方を考える必要性が出てきた」や、「リーマンショック以降に人材確保を控えた結果、世代によって優秀な人材の空洞化が見られるため、積極的に採用を行いたい」などの回答があった。




新型コロナ拡大“前”と“後”では、企業から見た「新卒生の優秀さ」の定義に変化が見られた。また、働き方の変容によって「一人当たりの生産性」がより問われるようになったことなどから、優秀人材獲得の重要度も増していると考えられる。今後、テレワークが定着していくことを想定する上で、“どのような”優秀人材を求めるのかを検討しながら、新卒採用を進めていきたい。


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