「定年退職後も夫には外で働いて欲しい」と思う妻は9割近く、男女とも「61歳~65歳まで働きたい」が最多
「定年退職後の仕事や生活について、夫婦間でしっかりと話し合っているか?」と尋ねたところ、「あまり話し合っていない」が39.5%で最多、「話し合ったことはない」(18.6%)と合わせると58.1%の人が夫婦で情報や価値観を共有していない実態が明らかになった。これは夫婦別に見てもほぼ同じ割合である。
※株式会社マイスター60調べ
続いて「老後の暮らし方について、夫婦間で希望に相違があると思うか?」と聞くと、「少し相違があると思う」(22.5%)、「大いに相違があると思う」(9.3%)が合計31.8%となった。また、「分からない(配偶者の希望を把握していない)」という人も25.2%おり、4人に1人は「配偶者の希望を把握していない」ことが分かった。
※株式会社マイスター60調べ
「あなたは何歳まで働きたいか?」と、男性500名と現在働いている女性275名に質問。男女共に最も多かった回答は「61~65歳」(男性:39.4%/女性28.7%)で、女性では「年齢関係なく働けるうちはいつまでも」が26.9%と比較的高い結果となった。
※株式会社マイスター60調べ
定年退職後も何らかの形で働きたいと考えている男性374名、女性127名に「定年後も働きたい理由」について尋ねたところ、男女ともに最も多かった回答は「お金や生活費のため」であった(男性81.6%/女性76.4%)。2位はそれぞれ特性が出ているようで、男性は「やりがいや生きがいのため」(31%)、女性は「社会や人との繋がりを持ちたいため」(41.7%)となった。
※株式会社マイスター60調べ
配偶者が定年退職制度のある会社に勤めている女性466名に「夫が定年退職した後も外で働いて欲しいか?」と聞いたところ、86.5%の人が肯定した(とても思う:51.3%/どちらかというと思う:35.2%)。また、その理由を尋ねると、「お金や日々の生活費のため」が77.2%で最多だった。自由記述の少数意見では、「ボケ防止のため」、「社会との関わりを持ってもらうため」という回答も見られた。
※株式会社マイスター60調べ
このように、定年退職後の老後生活については、夫婦間で価値観に咀嚼があることがわかった。そのような相違を減らすためには、日頃から夫婦のコミュニケーションを円滑にすることが大切なのかもしれない。
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