パーソルグループの新人事施策が目指すものとは?職場の垣根を超え、別業務を体験する「ジョブトライアル」を開始

総合人材サービスのパーソルホールディングス株式会社(以下、パーソルグループ)は2020年11月17日、別部署の業務を体験し、学びを得る人事施策「ジョブトライアル」を開始したと発表した。グループ社員約2.5万人を対象とした取り組みで、異なる業務へ挑戦することで「知見」や「経験の幅」を広げることができ、社員の自律的キャリア育成をサポート。グループビジョンの「はたらいて、笑おう。」の実現を目指していくという。

8割のプログラムがリモート業務。最大3ヵ月間の兼務で新たな体験と気付きを提供

新型コロナウイルス感染症拡大以降、さまざまな働き方が浸透するなかで、パーソルグループでは「現在の職務を続けつつ、新たな経験や他部署との交流で視野を広げたい」、「今の組織でキャリアアップを目指すか、キャリアチェンジするか、自分に合ったキャリアを見つけたい」など、異なる仕事体験・人材交流の機会を求める声が多く聞かれたため、本施策が企画、開始された。施策の具体的な特徴は以下の通りとなる。

(1)体験期間は最大で月8時間×3ヵ月間で、現業務と両立が可能
(2)体験業務は実業務サポートとプロジェクト業務の2種からなり、2020年度は採用サポートや組織開発、システム開発、新規事業企画など70件以上から応募可能
(3)全案件中リモート案件が8割を占めるため、地域の枠を超えた業務体験が可能

社員の可能性を最大限に。パーソルが願うビジョン

パーソルグループは、2017年から、社員が所属する部署や所属職種以外のグループ内にあるさまざまな業種・職種でのキャリア実現に挑戦できる「キャリアチャレンジ制度」を実施している。今回の「ジョブトライアル」も含め、同社では公募型研修、オンライン学習プログラムの充実など、社員の自律的なキャリア開発や、新しいはたらき方を推進しているとのことだ。




多様な価値観や働き方が浸透しつつある現代では、社員自らが自身のキャリアを考え、主体的に行動することがますます必要とされている。企業に所属しながら、その枠を超えてさまざまな経験を行える環境を作ることは、企業と社員双方にとってもプラスに働くだろう。


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