定年後も約6割が「働きたい」が、約7割が「適した就業先が見つかるか不安」
人生100年時代に向けて、定年後の働き方を模索している方は多いだろう。定年後の働き方についてディップがアンケート調査した「定年後の働き方について」の結果が興味深いので紹介しよう。なお、本調査は2018年5月~6月、同社が運営する求人サイト「はたらこねっと」のユーザーを対象にインターネット調査方式で行われ、有効回答は1,451。
『定年後も働きたいと思いますか?』との質問に、「働きたい」と回答した人は58%いた。「働きたくない」の18%と比較して3倍以上のポイント差をつける結果となった。
※ディップ株式会社調べ
定年後も働きたい理由については、「生活費・扶養費のため」が62%で最も多く、「社会との接点を持ちたいから」(32%)、「健康維持のため」(18%)が続いた。
※ディップ株式会社調べ
最初に紹介した設問で「定年後も働きたい」と答えた方に、定年後の再就職に向けて不安なことを聞くと、69%と約7割が「年齢に適した就業先が見つかるか」と回答。以降、「十分な収入が得られるか」(61%)、「自分のスキルに適した就業先が見つかるか」(50%)と続いた。
※ディップ株式会社調べ
本設問は同時に、フリーコメントも求めており、そこには「年齢的な体力面での不安」、「周囲に迷惑をかけないかどうか不安」、さらには、「すべてが不安」という声があったようだ。一部を抜粋して下記に紹介する。
- 体力的に働けなくなってしまったときのために働けるうちに稼ぎたいが、趣味や友人・家族との時間と両立できるか不安です
- 年齢が年齢だけに職種の数も限られているし、その中で自分のスキルを生かせる仕事が見つかるか不安
- 60代くらいになった時の自分の健康状態や家庭環境が全く想像がつかないため、正直全部を選択したいくらい、不安だらけです
また、「定年後も働きたい」と回答した人に定年後の再就職に向けて準備していることを聞いており、「健康の維持・体力づくり」との回答が50%で最多であった。また、「貯金」(36%)、「資格取得・スキルアップ」(36%)なども上位に挙がった。
※ディップ株式会社調べ
- 体力が落ちないように定期的に体を動かすようにしている。また、年齢関係なく仕事が出来るよう勉強もしている
- この先のために、定年後も働ける状況にしたいので資格取得や経験をアルバイトで得ようとしています
- 生活費を稼ぐために働くと自分も受け入れ先もプレッシャーになると思うので、生活費は貯金でまかなえるような準備はしておきたい
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