22卒生のインターンの参加は7割以上。8割が「参加企業への就職を希望」も、「実際の就職」は4割未満に

株式会社ライボ(以下、ライボ)は2022年2月21日、同社の運営する「Job総研」を通じて2022年卒業(以下、22卒)予定者を対象に実施した、「22年卒 インターンシップ実態調査」の結果を発表した。調査期間は2022年2月2日〜8日で、22卒の学生341名から回答を得た。これにより、22卒生のインターンシップ(以下、インターン)参加率や、参加企業への就職希望などの実態が明らかとなった。

22卒生の7割以上がインターンに参加。参加社数は「4~5社」、期間は「1日」が最多に

2021年は新型コロナウイルス感染症拡大の長期化により、22卒生の就活にも大きな影響があったとみられるが、「インターンの実施」についてはどのような状況だったのだろうか。

はじめにライボは、「22卒生のインターン参加率」について調べた。すると、「参加」が78.6%、「不参加」が21.4%という結果だった。



続いて、同社は「インターンに参加した」とした22卒生に対し、「参加社数」と「参加期間」について尋ねた。すると、「参加社数」は、「1社」が9.5%、「2〜3社」が19.6%、「4〜5社」が23.2%、「6〜7社」が11.1%、「8〜10社」が12.9%、「11社以上」が23.7%となった。合計52.3%が「5社以下」、47.7%が「5社以上」と、5社を境にして回答が拮抗する結果だった。

「参加期間」については、「1日」が67.7%と最多で、以下、「2〜3日」が52.8%、「4〜7日」が27.3%と続いた。短期での参加が多い一方で、1ヵ月以上の長期インターンに参加した人は、1割未満の7.3%だった。



「インターン参加企業への就職希望」は8割に迫るも、「実際の就職者」は4割未満に

次に同社は、「インターンに参加した」とした22卒生に対し、「インターンに参加した企業に就職を希望したか」を尋ねている。その結果、「はい」が78.4%、「いいえ」が21.6%だった。

しかし、「インターンに参加した企業に就職したか」については、「はい」が37.5%、「いいえ」が62.5%という結果だった。インターンに参加した企業への就職希望を持つ学生は8割近くと多いものの、実際に就職した人は4割に満たないことが明らかとなった。




新型コロナの影響を受け、インターンの実施も少なくなることが懸念されたが、オンラインでの実施体制を整えた企業もあり、22卒生の多くが参加していたことがわかった。インターンに参加したことで就職希望が高まり、内定につながった学生も一定数いることから、状況を踏まえた効果的な実施方法を、その都度検討していきたい。


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