ワークライフバランスの良いネット企業はGoogle がダントツ。「インターネット業界のワークライフバランスの良い企業ランキングTOP5」発表
株式会社ライボは、同社が運営するキャリアや転職に関するサービス「JobQ」において、インターネット/IT/通信業界に属する183社のうち、「ワークライフバランス・残業」項目で平均点(5点満点)の高い上位5社を発表した。なお、調査期間は2018年6月13日~9月13日までで、利用者から寄せられた体験談などの情報をもとに平均スコアを割り出している。
1位:グーグル株式会社(平均スコア4.38)
2位:株式会社メルカリ(平均スコア3.75)
3位:ヤフー株式会社(平均スコア3.48)
4位:日本アイ・ビー・エム株式会社(平均スコア3.36)
5位:株式会社NTTドコモ(平均スコア3.34)
以下、ライポがまとめた企業ごとの特色と、サイトへ寄せられた声を抜粋して紹介する。
1位:Google
日本での事業を拡大するため、日本法人を東京都港区の六本木ヒルズから、東横線渋谷駅に建設中の「渋谷ストリーム」に移すことで話題になっているGoogle。同社は現在、約1,300人の従業員が増加しても収容できるスペースを確保するとしており、今後もより一層、オフィスの設備や社員のワークスタイルに注目が集まりそうだ。
「福利厚生は他では類を見ない手厚さ。社員をモチベートするための社内制度も多種多様にある。」(マーケティング/正社員/2016年入社)
2位:メルカリ
今年6月に東証マザーズに新規上場したメルカリ。12〜16時をコアタイムとするフレックスタイムを導入している他、社員が有料セミナーに参加する場合、参加レポートの共有を条件に会社が費用を全額負担する、といった取り組みを行う。平均勤続年数は1.3年、平均年齢は30.3歳でありながら、平均年間給与が502万円 と高い傾向にある。
「有給休暇や家族のためを考えて人事制度が考えられている。また残業も悪と考える人が多いため、時間外が多い会社ではない。ただ、エンジニア以外は10時~19時という勤務時間なので、仕事が終わった後の時間が取りづらいという声が非常に大きい。ここも今後大きく変わっていくと思う。」(カスタマーサポート/正社員/2016年入社)
3位:ヤフー
ヤフーは「社員にとって働きやすい環境をつくることが重要」と考えているそうで、さまざまな社内制度を導入している。例えば、自らのキャリアや経験、働き方を見つめなおし、考える機会をつくることで、さらなる成長につなげることを目的とした休暇制度「サバティカル制度」や、普段の業務を離れて専門的知識や語学力をより集中的に習得できる機会を提供する「勉学休職制度」など。
「休みは取りやすかったです。社内全体でもフレックス制度への理解が高く、早出早帰りなどもしやすく、時短で勤務している女性の方も多かったです。」(技術本部/正社員/2012年入社)
4位:日本アイ・ビー・エム
女性の活躍を支援する「ジャパン・ウィメンズ・カウンシル」の組織で知られる日本IBM。同社では、社員のワークライフバランス向上を推進しており、在宅勤務が可能な「e-ワーク制度」や、出産や介護によりフルタイムで働けない社員に対応した「短時間勤務制度」などの社内制度がある。
「自分の裁量で自由な働き方ができる。一方で、自由すぎて会社であまり見かけない人も沢山いる。何処にいるかさえ分からない」(SE/正社員/1999年入社)
5位:NTTドコモ
本社人事部内に「ダイバーシティ推進部」を設置。ダイバーシティ推進に積極的に取り組むNTTドコモは、『ダイバーシティ意識醸成と働き方改革』、『女性の活躍推進』、『両立支援』、『制度の多様化』を4本柱とし更なる企業風土の醸成に取り組んでいる。日本アイ・ビー・エムと同様に在宅勤務制度がある他、「仕事と介護の両立セミナー」や「パパママ育児教室」などの両立支援も行っている。
「休みは非常にとりやすい。年間の目標年休取得日数を必ず消化するよう上司から促される。部署にもよるが、基本的に残業も月30時間程度であり、調整しやすい。」(営業/正社員/2013年入社)
その他にも、ワークライフバランスがよい企業として7位にSCSK、9位にGMOインターネット、10にDeNAがそれぞれランクインしている。
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