社会人1・2年生が選ぶ良い職場の条件は「人間関係」、理想と現実に揺れる彼らの本音とやる気を引き出す言葉とは
社会人1年生・2年生とも金銭感覚は堅実
初任給の使い道について、社会人1年生と2年生の回答を比較すると、いずれも「貯蓄」(1年目:53.2%/2年目:38%)が最多ながら、社会人1年生のほうが15.2ポイント高い結果となった。「生活費(食費など)に充てる」がどちらも2位(1年目:36.4%/2年目:32.6%)で、フレッシュな社会人たちは堅実な金銭感覚を持っていることがわかる。
※ソニー生命保険株式会社調べ
最も魅力に感じる会社の条件は「人間関係の良さ」
良い会社の条件について尋ねてみると、社会人1年生・2年生のいずれも、上位3項目は「職場の人間関係が良い(1年目:57.6%/2年目:56.4%)」、「福利厚生が充実している(1年目:58.4%/2年目:48.4%)」、「給与が高い(1年目:45.4%/2年目:47.2%)」となり、人間関係や福利厚生など、働く環境の良さを評価の基準にしている人が多いことがわかった。
※ソニー生命保険株式会社調べ
社会人2年生は「すでに会社を辞めたい」?
社会人1年生・2年生合わせた全回答者への質問「最初に就職した会社で、どれくらいの間働いていたいか」では、社会人2年生では27.4%が「すでに辞めたい」と回答している。期待に胸を膨らませる社会人1年生に比べて、2年生では職場における現実の厳しさに直面することから、同じ職場で働き続けたいという意欲が薄れてしまうのかもしれない。
※ソニー生命保険株式会社調べ
就職1年目で感じた理想と現実のギャップとは
社会人2年生に聞いた理想と現実、つまり実際の社会人の生活と、入社前にイメージしていた生活とのギャップについての回答も興味深い。最も多かった回答は「忙しい(仕事量が多い)」で38.4%。その他、「覚えることが多い(業務範囲が広い)」が35%、「金銭的に余裕がない(社会人生活にお金がかかる)」が30%となり、業務負担が予想外に大きかったと感じる人が多いようだ。
※ソニー生命保険株式会社調べ
社会人1年生・2年生の“やる気”を引き出す先輩のセリフ
先輩に言われるとやる気に火がつくセリフの1位は「君がいて助かった、ありがとう」(43%)。そのほか、「本当によく頑張った」(30.7%)、「何でも相談してね」(25.8%)、「一緒に乗り越えよう」(24.8%)などのセリフが上位に挙がっている。自分への信頼を感じられる言葉や努力を認めるような言葉、あるいは仲間として寄り添ってくれていると感じられるような言葉が、新社会人たちのモチベーションをアップさせることが分かる。
※ソニー生命保険株式会社調べ
先輩に言われてやる気をなくす言葉とは
反対に、先輩に言われるとやる気が奪われるセリフの1位は「この仕事向いてないんじゃない?」(31%)で、適性を否定されるなどの言葉はモチベーションを大きく下げてしまうようだ。「やる気ある?」(25.5%)、「ゆとり世代だなあ」(23.7%)などのセリフも上位に挙がっており、意欲を認めてもらえない、あるいは正当に評価してもらえないことによって、やる気を失ってしまう人が多いようだ。
新社会人たちが直面する理想と現実のギャップを上手く乗り越え、モチベーションをもって業務に取り組めるよう、職場の環境を整えることが、社員の定着率と会社の業績アップにつながるのではないだろうか。
※ソニー生命保険株式会社調べ
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しま
言葉はポジティブに伝わることもあれば、ネガティブに伝わることもあることは改めて感じた。
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